2007年5月 2日 (水)

『潤色の舌戯』 -OL編- その27

 興味のない方にはわからないものでございます。ですが、一遍でもあの味を占めてしまった者には、ほかにとって代わるものがないほどの最高の刺激なんでございます。ですからご主人、老い先短い年寄りの我がままと思い、なにとぞご慈悲のほどを。
 なにが老い先短いだ。日に二度も、三度もただで方々の温泉に浸かっておって、この温泉町の誰よりも長生きするのはお前の方だろうがっ。
 そうおっしゃらずに、ご主人、これまで数えきれないほどの、それこそ三桁にのぼる数の女性をこの鶯鳴ノ間でご主人に献上し、本日もまたここまで首尾よくお膳立てしてきたのでございますから、褒美といいますか、ご慈悲といいますか、その、もしわたくしめの希望が叶えられないのであれば、以後、ご主人のたっての望みとあれどもあのタオルを使うことは……
 ええい、うるさい、うるさいっ。ほれ、これでどうだっ。望みどおり騎乗位にしてやったぞ。これで満足だろうがっ。
 あの、もう少々、こちらのお客様の上半身をご主人のお身体の上に倒していただきましたら、膝を手前に引くような格好にしていただけませんでしょうか。
 まったく手間のかかる奴だな、ほら、これでどうだ。ケツを大きく割り裂いてやったぞ。
 ダメっ…、ダメダメそんな……、まる見えッ……、うしろから丸見えだから……あっ、なにッ……、いやああん……
 いいかんじ、最高でございます。こうしてぽっかりと割り開かれましたお尻を撫でさすっておりますと、桃太郎がいかに桃から産まれ出たか、理解できるようでございまして……
 そんな一文にもならないご託はどうでもいいから、サッサと始めないか。さもないと、下から突き上げて、先にイカせてしまうぞ。
 それは、それだけはお待ち下さいませ。ただいま、ただいま準備にかかりますので……
 あッ…、なにっ……、アアっ……、そこはッ……
 この男はな、産まれるとすぐに親に捨てられ、この近くの寺で十五まで育てられたんだ。だから、稚児遊びには長けているんだ。
 ちご……、ちごあそびって……あッ、なにッ! なにをっ……
 さあ、さあ、たっぷりと最後の一滴までお呑みくださいませ……
 だめっ……、そんなのっ……、アアっ! アアアっっ……
 おい、なにやっているんだ、按摩。
 姫の露を菊穴に含ませているのございます。
 尻の穴に酒を!? そんなことしてなんか効果があるのか。
 大ありでございます。酒を含ませますと括約筋をはじめとするタガの具合が弛み、挿入時の痛みを和らげると同時に、快さだけを抽出するようになるのでございます。それに、こうして指先でまさぐっておりますかんじからしますと、こちらのお客様はこちらの、もう一方の穴のほうは未使用、菊穴を通じて極楽浄土へはただの一遍もお昇りになったことがないようでございますので、なおのこと姫の露が必要かと。
 未使用はともかく、痛みを和らげ、快さだけを抽出するだと? ふん、またお前の按摩と同じで、そっちのほうはまた、どこぞで聞きかじってきたことを、適当につなぎ合わせて喋っているだけだろうが。
 ほっ、本当でございます。これは嘘ではございませんっ。ご主人がそこまでおっしゃるのなら、いまここで証明してみせましょう。さあ、ちょっとだけ失礼しますよ………

          (つづく)

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2007年4月29日 (日)

『潤色の舌戯』 -OL編- その26

 そうだ。ヌラヌラと黒光りを増しながら前後しているわ。ほら、もういっちょう……
 だめッ……、そんなのッ……ああッッ、こわっ……、こわれるッ……
 騙されんぞ。口ではしおらしいことをぬかすが、下の口はこんなに喜んでおるじゃないか。出し挿れするたびに、下のほうの口からグチュグチュと悦びの声が漏れてくるだろうがっ。
 聞こえます。ご主人の如意棒が出入りするたびに、艶やかな、女性の喜悦を現した瑞々しい音が響いてまいります。
 ちがう……、だって……、ああッッ……、ああっ…、あッ! ああんっ…、だめええん……
 おい、按摩、どさくさにまぎれていまなにをした。
 包皮を剥きあげて、お核の頭を二、三度撫でさすっただけでございます。
 ウソをつけ。クリトリスに触れただけでこんなに身体をエビ反らせたりするか。
 本当でございます。こちらのお客様はびっくりするほどお身体が敏感なのでございます。ですから、お核の頭に触れながら時計廻りにこのようにいたしますと……
 ああッッ…、だめえええんっっ……
 このように、全身を電流が駆け抜けたようになるんでございます。
 まるで暴れ馬に股がっているようだ。こりゃ、面白い。よし、俺もクリトリスをメチャクチャにしてやるぞ……
 まってッ…、まってっ……、ああんッッ…、そんなに強く…ああッ、いやあああんっっ……
 おい、按摩、あれを持ってこい。
 脱脂綿でございますね。脱脂綿で女性のあの汁を吸い取り、“姫の露”に加えるんでございますね。
 いかにも。あの姫の露の持つまろやかさの秘訣は、女のあの時の汁を含ませているせいだからな。この女のもタップリと含ませてやる。
 ああっっ……、なにッ……、なんをっ……
 もっと吐き出されますようお核の頭をもうひと撫でふた撫でと………
 あああッッ……、だめだめッ……、あああんッッ……
 ははは……。シーツなぞいくら破ってもかまわん。もっと暴れまくれ。
 ご主人、いい塩梅で含ませることができました。ほら、この通り……
 うむ、さすが都会の女だ。いざとなるとタップリと吐き出しやがる。あんなにふわふわしていた脱脂綿が、ちょっと拭っただけどこんなに満々としていやがる。
これなら来年造る吟醸もいいものが出来そうでございますね。
女のあそこの汁を何人分も加えた姫の露とお前のそのインチキ薬草タオルの両方で、来年もこの鶯鳴ノ間でヒイヒイよがらせてやる。あっははは……
 いやッ、いやあああん……、ああああん……
 それはそうと、ご主人、そろそろわたくめもお加えいただけないでしょうか……
 なんだと。いまさっきお前と交代したばかりなんだぞ。それを横からなにをいうかっ。
 わかっております。わかってはいるんでございますが、この感極まったような喘ぎ声を耳にし、夜具の上でくねくねとのたうち回るなだらかな女体を触れ続けておりましたら、きゅうにアレが、アレがしたくなってしまいまして、その……
 アレって、アレのことか。
 さようでございまして、そのぉ……
 まったくしょうのない奴だな。どこがいいんだ、あんなのの。

          (つづく)

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2007年4月27日 (金)

『潤色の舌戯』 -OL編- その25

 まったく、好き者どもめが。聞いてられんわっ。
 なんの、なんの、そうおっしゃるご主人だって隅に置けないお人じゃございませんか。
 なにをっ。
 だってそうじゃございましょう。この町で働く仲居という仲居はほぼ総なめ。先日、高校を中途で辞め、夢乃湯旅館に入ってきた十六の娘さんも、すでにご主人のお手付きとか……
 髪をまっキンキンに染めたあの娘のことか。按摩、お前どこでそのことを知った。
 猫の額ほどの狭い町のことでございます。それに、色事、秘め事のこととなりますと、隠しておくことのほうが無理というもので……
 ふん、またトボケおってからに。
 それで、あちらの方の具合はいかがなんでございます、そのまっキンキンに染め上げているとかいう娘さんは。
 あれはいい。いや、凄いというべきかかもしれん。俺のこの息子を眼の前にしても怯むということがない。それどころか、嬉々として舐めしゃぶってくるぐらいだからな。俺にはピッタリだ。
 では、日を空けずにちょくちょくしっぽりと……
 いや、週に一回きりだ。
 週に一遍きり!? ピッタリだと申すわりにはずいぶんとお寂しい回数じゃございませんか。
 美奈がうるさいんだ。
 美奈さんと申しますと……えっ、調理補助として仙ノ湯の調理場に入っているあの方のことでございましょうか!? ご主人、あの方とも深い仲だったんでございますか!
 どうした、深い仲になっていちゃ悪いか。
 悪いかって……あの、あの方のご主人は隣町の警察署に勤め、柔道、剣道、合わせて十三段という、署内いち、いえ、県内でも有数の猛者なんでございますよ。全国大会にも県を代表して幾度も出場なされているような……
 亭主が武道の有段者だからといって、あんな肉感的な身体の女を黙って見ているという手はないだろう。まるでゴムまりが服を着て、そこらじゅうに色気をまき散らしながら歩いているようなもんなんだからって……おい、俺の話なんかどうでもいいっ。調子にのっていつまでその女と腰を振っているつもりなんだ、按摩。
 こちらのお客様の玉串殿の塩梅がじつによろしいものですから、つい……
 なにがついだ。おい、もう充分味わったんだろうが。そろそろ交替しろっ。
 では、いま少しこの真珠入りの如意棒でなかをほぐしておきましょう。なんと申しましても、ご主人のそれは並の巨きさでございませんから……
 なにを勝手な。代われ、代わらないかっ。
 あっ、ご主人、そんなご無体な……
 ダメっ…、そんなに巨きいのはダメ……、だめだめ……
 なに、キツく感じるのははじめのうちだけだ。すぐに良くなって、自分から腰を振るようになる。いままでここで、この鶯鳴ノ間でハメ倒された女たちも、みんなそうだったんだからな。
 ですがご主人、そうは申しましても、ここはひとつお手柔らかに。ご主人のそこは、ウソ偽りなく大根ほどの太さをお持ちなのでございますから。
 いまさらそんなこといわれてもどうしようもないわ。さあ、行くぞっ……
 ダメっ…、ダメダメっ……あッ、アアっ!! ああッッッ……
 ほれ、俺のいったとおり、全部入ったじゃないか。案ずるより産むが易しだ、あっははは……
 全部入ったんでございますか? どれどれ……おお、ご主人の特大サイズを見事なまでにお喰わえでございますね。
 だめっ……、こんなのだめっ……、おねがい……、ああぁぁぁ……
 慌てるな、女。このお宝の本当の良さを実感するのはこれからだ。ほらっ、ほらっ……
 あの、前後させているんでございますか? 大根ほどの太さもあるご主人さまのそれを前後させているんでございますね。

          (つづく)

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2007年4月25日 (水)

『潤色の舌戯』 -OL編- その24

 それで、それでどうだった。あの山水荘の女将に初めてそのイボつきをブチ込んだときは。
 あっという間でございました。
 あっという間? 一瞬でイッてしまったのか。
 はあ。愚息を受け入れる瞬間、聞いたこともないような、それこそ素っ頓狂と申してもよいような奇声を発しますと、一方的に昇天してしまったのでございます。
 一瞬でイッってしまったのは、女将のほうか!
 さようでございます。暫くすると女将は正気を取り戻し、いけない、それだけは許されないと、弱々しく懇願してまいるのでございますが、いったん膨れ上がった愚息はどうしようもありませんし、かつまた、この温泉町いちの美人とまぐわるという、二度と我が身に訪れることのないような幸運のまっただ中にいるかもしれぬなどと思うと、もうどうすることも出来ず、ただただ、夢中で腰を突きたててしまっていたのでございます。すると、恨む、あなたを一生恨むと、まるで呪詛のような言葉を涙まじりに女将は洩すようになったのでございますが、女将とてひとりの女、決して生娘ではございません。加えて申し上げれば、四、五年とは申せ、たっぷりとご亭主の息子を喰わえ込んできたに相違ありませんから、わたくしめがこの如意棒で突き上げ続けておりますと、次第、次第に喘ぎ声が勝るようになり、しましには、もっと深く、もっと強くと、自ら腰を突き出すように化していったのでございます。
 あの女将が自ら腰を……、考えられん。
 もうこれで安心。すくなくとも、今晩、ひと晩きりは大丈夫と安心出来るようになりますと、こちらもいくらか物事が落ち着いて考えられるようになり、こんどは一分でも、いえ、一秒でも女将の肉穴の中に留まり、ひと突きでも多くこの愚息を本丸の中で好き勝手させてやろうと考えるようになり、深くと懇願されれば浅く、強くと哀願されればその場に留まるといったかんじで、女将が口に出すこととは逆のことをするよういたしました。すると、どうして、どうして意地悪するのと、女将の口ぶりがまるでご亭主に甘えるようなそれに変わりましたので、そこでわたくしめは要望に応えるように少しだけ腰を動かしてやるのでございますが、しかし、けっして長く動かし続けたりはいたしません。一遍だけ最奥まで突いては、あとはとば口あたりを幾度も擦り、ひと突きだけ烈しく腰を前後させた後は、亀の歩みのごとくゆっくりと愚息を進めるようにいたしました。すると、女将は狂ったように頭を振り始め、もうどうなってもいい、滅茶苦茶にしてと湯殿いっぱいに響くまで叫びはじめ、綺麗に切り揃えた爪をわたくしめの背中に厳しく立てた直後、ぐったりしてしまったのでございます。
 また、またイッたのか、あの女将は……
 わたくしめの肩の辺りに頭を預けながらハアハアと熱い息を吐き続け、まさに昇天直後といった感じでぐったりしていたのでございますが、久しぶりに男のモノを深々と喰わえ込んだ下の口はそうではございませんでした。わたくしめの愚息を放そうとはいたしません。それどころか、いま一遍、肉穴の中で愚息が暴れまわることを求めているような節さえ窺われました。わたくしめのほうは、どうにかこうにか放出せずに済み、まだまだ元気一杯でございましたので、女将がその気ならばと、座位、側位、立位と、何遍も体位を変えながらまぐわい続け、その後、女将がひとりきりで二遍、そして、わたくしめと同時にもう二遍昇天した後、ふたりの人いきれで満ち満ちておりますその湯殿を立ち去ったのでございます。
 ひと晩で都合五回もあの女将はイッたのか………。それで、それで最近はどうなんだ。
 週に二遍、いえ、三遍のときもございましょうか、山水荘の従業員専用の岩風呂場か、わたくしめが暮しております、あのバラックでまぐわっております。
 あんなブタ小屋にも劣るようなクソ汚いところで女将と絡み合っているのか!?
 はあ、気が引けると申しましょうか、わたくしめも申し訳なく思ったりもするのでございますが、女将の方はいっこうに意に介さず、むしろ、ここはいい、壁という壁に男性の精液が何重にも染み込んでいるようで、ここだと余計に燃えるわと申し、人目を忍んで訪ねて来ますと早々に、“さあ、燠に火をつけた悪い子ちゃん、今日もたんと鎮火してもらいますからね”といい、わたくしめが出した茶にもろくに手をつけずに、せっせと帯びを解き始めるのでございます。

          (つづく)

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2007年4月23日 (月)

『潤色の舌戯』 -OL編- その23

 それで、それでどうなった。
 はあ。決して巨きくはございませんが、山水荘の女将のお乳は吸い物の椀を被せたかような良い形でございますし、また、先端の乳輪が深底の盃を取って付けたかのような二段構造の、たいへん男好きのするお乳でございましたので、わたくしはよけいに夢中で吸い上げていったのでございますが、女将はそれよりも下半身の火照りを持て余して困りきっていたようでございまして、わたくしめがお乳を吸い上げるのとは関係なく、ああん、あんあんと艶っぽい声を洩しながら、覆いか被さるわたくしめをはね除けるかのように腰を突き上げてまいりますので、はじめはこの人差し指だけ、そしてもう一本、中指も同時に喰え込ませ、女将の二重に設けられた城門の奥をまさぐって差し上げたのでございます。
 それから、それからは。
 いけない、それだけはいけないと、口では抗うような言葉を洩すのですが、ただそれはとても弱々しく、かつまた、機械的に口に出しているだけにすぎず、むしろ、痒いところにようやく手が届いたといった様子で、わたくしめが指をまさぐらせますと、こちらが命令したわけでもありませんのにさらに大きく股を開き、くいくいと、こちらの指の動きに合わせて脂肪ののった腰を突き上げてまいるのでございます。それで、わたくしめは埋没させた二本の指で本丸のいたるところを刺激していったのでございますが、別々の角度に曲げた二本の指を、こっちが手前に折れればそっちが奥を突き、こっちが進軍すればそっちが本丸の前庭で勝鬨を挙げるといった、異なる律動で同時に動かされるといった経験はさすがに山水荘の女将になかったようでございまして、本丸の中で勝手バラバラに律動を開始いたしますと、山水荘の女将はすぐさま、それまで耳にしたことがないような喜悦の声を湯殿いっぱいに響きわたらせるようになり、さらに深く指を埋没させ、強く、それこそ組み上げた城壁を内側からそげ取るような強さで鈎状に曲げた指を繰るようにしますと、女将は意味不明の叫喚を発しながら、吃驚するぐらいの量のお汁を吐き出しはじめたのでございます。
 なに、潮を吹いたのか。それで、それでお前はその汁をたっぷりと吸い上げたのか。
 いえいえ、すかさずこの真珠入りの愚息を含ませていったのでございます。
 ずいぶんアッサリしているじゃないか。いつもはそうじゃないだろうが、命の源だとかなんとかぬかしながら一滴残らず吸い上げたりして。
 さようでございます。いくら山水荘の女将の肉体が、他に比較のしようのないぐらいに素晴らしく、かつまた、お身体の反応が最高、最上だったとはいえ、本来なら、吐き出されました汁を舐めつくすなどして、いま少し前戯に時間をかけるところなのでございますが、湯殿いっぱいに響き渡る女将の艶かしい声、そして、無尽蔵と思われるような大量のお汁を出される本丸を前にしておりましたら、愚息のほうが痛いぐらいに膨れ上がってしまい、一刻も早く、この温泉町いちの美人とうたわれた女将の肉穴の中に埋もれさせろと訴えて止みませんので、それで、湯船の端に浅く腰掛けるような、ほぼ立ったままのような状態で、女将のドロドロに溶けかけた本丸の、そのまた最奥にわたくしめのこの愚息を埋没させていったのでございます。

          (つづく)

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2007年4月20日 (金)

『潤色の舌戯』 -OL編- その22

 いえいえ、そのようなことはございません。本当に、町一番の働き者である女将のお役に立ちたいと思っただけでございます。かぞえ十五の歳よりこの道に従事しておりまして、労働の辛さ、苦しさは、嫌というほど知っておりますので。
 ふん、見え透いたいい訳をしおって。それで、進んでいってどうなったんだ。その先をサッサと話さないか。
 あっ、はい。女将は半身だけ湯に浸かると、その湯の中で男根を精巧に模したそれを操ることに夢中だったようでございまして、わたくしめが脱衣室で籠の中を改めていたことどころか、湯殿への戸を開け、背後から近づいて行ったことさえも気がついていないようでございました。ですから、女将の肩に手を乗せ、“女将、いかがなさいました”と声をかけますと、それこそ飛び上がらんばかりに女将は驚き、しどろもどろに返事をするのがやっとの様子でしたので、“女将、わたくしめが代わってお慰めいたします”といいながら湯船のなかに浸かって行きますと、はじめこそ嫌がっておりましたが、じきに大人しくなり、まるで旧くから連れ添った伴侶を相手にするかのように、このわたくしめを受け入れていったのでございます。
 おい、ちょっと待て。とつぜんタコ坊主が入ってきて、あっさりと受け入れるわけがないだろうが。メチャクチャなことをいうなっ。
 よくお考えくださいませ、ご主人。その時、女将は三十路の坂を二つ、三つ越したばかりでございます。まさに女盛り、ハメ盛りの年齢でございまして、たとえ毎晩まぐわったとしても満ち足りることはない歳頃でございましょう。そんな、始終火のついたような盛りの身体を、たとえ訳あったとしても数カ月も放置しておいたのでございますから、気持ちとは裏腹に男の前で股を割り開き、闖入してきた指の動きに促されるままに甘く、濃厚な汁を垂れ流したとしても致し方ないことかと。
 なるほど。そういわれれば……。で、どうなったんだ。
 ええ。タコ坊主、クソ坊主、お前なんかわたしの相手じゃない、百年、いえ、千年早いと、湯船に入り近づいて行きますと、はじめは、あらん限りの言葉でわたくしめを罵倒いたしておりましたが、ですが、お身体のほうはじつに正直なものでございまして、膨れ上がった愚息の先が身体のどこか、それこそ性感帯がないと思われるような膝頭などにツン、ツツンと触れましただけで、わたくしめを罵倒する言葉と言葉のあいだに色っぽい声が混じるようになり、鋼にも勝るほどの堅さに化した愚息をそっと握らせますと、まるで魔法にでもかかったかのようにへなへなと力が抜けていき、後はこちらのなすがままに……
 また、何時間も舌で舐めまわしたのか。
 いえいえ、その時はそうではございませんでした。まるで糸の切れた操り人形のようになってしまった女将の身体を湯船の端に倒し、温泉町いちの美人とうたわれる女将の生の身体をこの手で改めますと、わずかに丸みを帯びた下腹部や、骨格に添うかのように均等に脂肪をのせた腰、そして太腿へと下る部分の肉づきからは、得もいわれぬような色気がひしひしと伝わってまいり、おまけに、毎日温泉に浸かっているせいか、肌という肌には、まるで触れるものすべてをその内奥に吸い込んでしまうかのようなまろやかな感触がございまして、それでわたくしめは、まるで初めて女性の柔肌に触れた童子に戻ったかのように、夢中で女将の両のお乳にむしゃぶりついてしまっていたのでございます。

          (つづく)

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2007年4月18日 (水)

『潤色の舌戯』 -OL編- その21

 忍び込んで無理矢理だなんて滅相もない。それこそ勘違いの出鱈目でございます。わたくしめはあの晩、いつものように按摩の仕事で山水荘にお邪魔したのでございます。山水荘で仕事をさせていただいた後は、湯をいただいたのち帰宅するというのが、幾年も前からの習わしになっておりましたが、あの晩は珍しく按摩の仕事がいくつか重なり、最後の仕事が済みましたのが午前二時を少し廻ったところ、湯をいただくには少々遅い時刻とも思われたのですが、ご存知のとおり拙宅には風呂がございませんから、それで、失礼かと思われたのでございますがいつものように湯を頂戴してから帰宅しようと思い、渡り廊下を歩いた先にあります従業員専用の岩風呂場へと行ったのでございますが、そうしましたら、誰やら先客があるじゃございませんか。山水荘でこんな遅い時間に湯に浸かる者がいるとはずいぶん珍しいことでございます。それで、もしや狐か狸の仕業かと思い、脱衣場の床においてあります籠の中を改めますと、着物がきちんと折り畳んで入れてあり、その着物や帯に触れたかんじから、どうやら山水荘の女将が湯に浸かっていることが察せられました。山水荘の女将といえば、先ほどご主人がおっしゃったとおり、この温泉町で一番の美人と評判でございましたが、また同時に、たいへんな働き者としても有名でございましたから、せめて仕事の後の湯ぐらいゆっくり浸からせてやろうと思い、その場で踵を返しそのまま失礼してしまおうとしたのでございますが、その時、湯殿につながる戸板の向うから何やら妙な音が聞こえてまいりました。なにごとかと思い、戸板に耳を宛てがいそばだてますと、洩れ伝わってまいります音はあまりにも荒く、また、切迫した様子を含んだものでございまして、もしや、湯に浸かっているはずの女将の身になにかあったのではと思い、それで、失礼を承知の上で湯殿の中へ歩を進めていったのでございます。
 それで中の様子はどうなっていたんだ。
 はあ、岩風呂場の中は、普段、わたくしめが湯を頂戴するときとあまり変わり様子のように感じられましたが、ただひとつ違って感じられましたのは、なにか、湯船から立ち昇ってくる湯気とは性質を異にした熱気、人いきれのようなものに満ち満ちていることでございまして、その人いきれに満ちた湯殿のなかを、差し足、忍び足と奥へ進んでまいりますと、ゆっくりと湯につかっていると思われた女将が湯の中で男根を模した玩具を自身の身内に懸命に出し挿れしている最中だったのでございます。
 それで、それでどうなったんだ、按摩。
 はあ。あまりのことに、はじめはわたくしも吃驚してしまったのでございますが、よくよく考えれば、ひとまわり年上のご亭主が卒中で倒れてから、かれこれ半年が経とうとしており、その間、一人であの旅館を切り盛りしていたのでございますから、披露が蓄積しているのと同様、女としての欲求が鬱積していたとしても当たり前のことと解し、それでわたくめは、ここはひとつ病で倒れられたご亭主の代りになって差し上げようと思い、それで、さらに近づいて行ったのございます。
 なにが亭主の代りだ。お前だってそこらの隠居ジジイと同じように、ただ山水荘の女将のことを狙っていただけじゃないか。

          (つづく)

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2007年4月16日 (月)

『潤色の舌戯』 -OL編- その20

 じゃあ、どうしろというんだ、按摩。これにとってかわるいい案でもあるというのか。
 ご主人、お乳の間に挟ませてみてはいかがでしょう。このとおり手に余るほどご立派なお乳をお持ちなのでございますから、きっとご主人のそれもすっぽりと包み込むことが可能でございましょうし、それに、谷間に挟み込んでしまえば、嫌でもご主人のお宝の偉大さが実感できるかと。
 そうか、その手があったか! よしっ、按摩、正常位に戻せ。
 もう元に戻しております。
 なに……、なにするつもり……あっ! ああッ……、ああっっ……
 どうだ、ええ。こうして両脇から押さえつけられると……、イヤでもこのお宝の偉大さががわかるだろが……。ほら……、その深い谷間でホットドックのように挟みこめ……
 いやっ…、いやいやッ……、ああっ…、だれかっ……、ああ……
 ほら。まだこの偉大さがわからないか。それならこうやって……、血がにじむまで烈しく上下させてやる……
 いやっ、いやいやっ……、いやあぁぁぁ……、ああぁぁぁ……
 ご主人、血が滲むだなんて、いくらなんでもそこまで無茶をなさらなくとも偉大さは……
 ここまできて生ぬるいことをいうんじゃない、按摩。お前のほうこそ、さっきから湿りきったいい音を響かせつづけ、よほどその真珠入りのイチモツをアソコのなかで好き勝手させてるんだろうがっ。
 め、滅相もございません。確かに七粒ほどのその胴身に埋め込んではおりますが、ご主人のお宝から較べれば、わたくしめのモノなどたいした巨きさではなく、まさに、愚息にすぎません。それに、まぐわっております股間からよい響きがいたしますのは、こちらのお客様の下のお口が上質のそれだからでございまして……
 なにが上質のそれだ。お前に女のあそこを選別する資格などないわっ。按摩と称し、訪ねていった客が女であれば、たとえ、相手が自分より年上のしわくちゃババアでもハメ倒し、おまけに、山水荘の女将まで自分のものにしてしまうような男なんだからなっ。
 その話はもう時効ということでひとつ……
 時効なんかあるか、このタコ坊主っ。山水荘の女将といえば、この町いちの美人で、上は棺桶に片脚をつっ込んだような隠居ジジイから、下は中学を卒たばかりのハナ垂れの料理人までが、なんとかしてあの美人女将とシッポリした仲になりたいと願ってるような女だったのに、それをお前は、まるでトンビが油揚をさらっていくかのように、いとも容易く自分の情婦にしてしまいおって、時効なんて関係あるかっ。
 ご主人、それこそ勘違い、勘違いでございます。あれには、山水荘の女将と契を交すようになったのには、言葉ではいい現しにくいような深い事情がございますし、それに、初めてそのような契を交わした際も、知らず知らずのうちに互いの肉体を求め合うようになったという……
 たわけたことをぬかすなっ。女将がひとり夜中に温泉に浸かっているところを忍び込んで、無理矢理うしろから襲ったんだろうがっ。

          (つづく)

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2007年4月13日 (金)

『潤色の舌戯』 -OL編- その19

 お前にいわれなくてもそうしてるわ………
 なにっ……、なにをするつもり……、ふたりでなにをっ……、いやいやっ……
 これこれ、お暴れになってはいけません、お客様。いま、こちらのご主人が、この旅館に秘蔵されております、竹光ではない本当のお宝をお見せいたしますので。
 なにっ…、なに……あっ! いやああぁぁ…
 どうだ。これが俺の、この朋灯館だけに存在するお宝だ。デカいだろう。
 いやああぁぁ……、イヤイヤっ…、そんな巨きいもの……、いやいやッ……
 お客様、よくご覧くださいませ。平家のお侍が携えておりました刀に負けず劣らず、こちらも一級の名刀でございましょう。
 どうだ、滅多にお眼にかかれない巨きさだろう。なんだったら、そのきれいに塗った口でパックリと喰わえ込んで巨きさを測ってもいいんだぞ。はっはっは……
 いやっ、いやいやっ……、あっちへ……、あっちへ……アっ! 顔にっ…、顔に押してないでっ……、ああッ……
 おやおや、ひょっとしてもうお勃ちでございますか?
 当たり前だ。お前は眼が見えないからわからないだろうが、お前がいまハメ倒しているこの女は、宝塚の舞台に立っていてもおかしくないようなすごい美形の女なんだぞ。一年に一度訪れるか訪れないかといった最上級の美人が素っ裸のまる出しで、タコ入道のような小男と手足を複雑に絡み合わせながら、全身を黄金色の汗で輝かせているんだ。そんな姿を目の当たりにして息子がビンビンにならないほうがどうかしてるっていうもんだろうが。
 さようでございましたか、宝塚の。手の平の感触から、目鼻立ちの整った、それはそれは美しい方なのだろうとは想像がつておりましたが、そこまで優れたご面相をお持ちの方だったとは。それはそれは……
 イヤっ…、つけないで……、あっちへッ……、あっちへやってッ……
 いまさらイヤがってどうする。どうせお前だって、男とこういうことがしたくて、わざわざ東京からこんな辺鄙な温泉地まで来たんだろうが。
 ちがうっ……、わたしはそんなっ……、ただ休暇がとれたから……、それで……
 嘘をつくな、女。ただ温泉に入りたいだけなら、どうしてこんな辺鄙な町まで下ってくる必要がある。こんな、日に数本しか電車が往来しないような辺鄙な温泉町に女がひとりで来る理由といえば、男が目的としか考えられないだろうが。
 ちがうちがうっ……、本当にわたしは……、ちがう……、信じて……
 女、素直になったほうが得だぞ。ここならどんなにハメを外したって東京まで噂は伝わらない。それに、その相手の男のモノがこんな立派なモノならいうことなしじゃないか。
 そ、そんなっ……
さあ、わかったら大人しく俺のお宝を喰わえろっ。ほら、ほら……
 イヤっ、イヤイヤっ…、だれがそんなこと……、死んだってそんな……あッ、いやああんっ……
 これを……、こういう立派な男根を望んでここまで来たんだろうが……。さあ、遠慮するな……、さあ……、さあ……
 イヤっ……、イヤイヤっ……、ああッッ……、あああんっっ……
 ご主人、あまり無茶をなさいませんよう。なにせ、ご主人のそれはこの町一の巨きさのお宝でございますので、そんな人並み外れた巨きさのお宝をいきなりこんなおちょぼ口の女性に喰わえ込ませるというのは……

          (つづく)

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