2008年6月 5日 (木)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その18

 またぐようにって、あのっ、あのっ、どっ、どっ、どうして開脚まで……
 決まってるじゃないか。アソコの濡れ具合をチャックするためさ。濡れてるかどうかを検査するんだから、検査しやすい態勢になって、脚をガバーっと…
 ダメダメっ。そんなのダメですっ。そんなはしたない格好ダメに決まっているじゃありませんかっ。ダメダメっ。
 どうして?
 な、なんて申しますか……、さきほど申し上げましたけど、女性としては重いほうですし、それに、なんて申しますか、あのぉ……、天板が無色透明のガラス製なものですから……、もし、テーブルの下になんかお潜りになったとしたら……
 なったとしたら?
 ですから、なんて申しますか……、ただでさえ巨きなヒップが……、プレスされることにより……、より巨きくなって……
 たいしたことないじゃないか。
 たいしたことありますッ。だって、脚まで拡げるんですよね、天板をまたがるように……
 そっ。ガバーっと、出産するときのあのカッコみたいに限界まで…
 いけませんっ、そんな。だってだってッ、そんなことしてしまったら……、わたしの重さで……
 あのさぁ、重いったって、それは女とすればの話だろ? 体重だけ考えればごく普通の男と同じぐらいじゃないか。それにさ、こういのって、見た目は華奢だったりするけど、でも、耐久性ガラスとか使ってたりして、思ったより頑丈だったりするんだぜ。
 でもでもっ、それでもダメですっ。透過性の良いガラスですので、それに、ご家族の方が大切になさっているテーブルでもありますので、もし万が一のことがあったりしたら……、なんて申しますか……
 あっ、そう。じゃあ、あっちのテーブルにしよう。
 ダイニング……テーブル?
 そっ。あのダイニング・テーブルならもっと頑丈だし、あれなら、天板がガラスじゃないから大丈夫だろ?
 そっ、そうかも……しれませんけど……
 よし、アレに決めた!
 決めたって、あのっ……、あのっ……
 上に乗って、横になるんだ。で、脚をガバーっと開いたら、膝の裏に手をあてがって、脚を宙に浮かせるんだ。
 宙にッ!? あのっ……、えっ!? そのっ……、その……、ソファーから外したそのクッションは……?
 あてがうのさ。
 あてがうって、まさか……
 そっ。そのまさか。ヒップの下にあてがうのさ。
 ダメダメっ。そんなのダメですっ。
 平気だよ。もとに戻しておけばわかりっこないって。
 そんなことを申し上げているんではありません。それも、それも心配ではあるんですけど、そんなこと……、ヒップの下にクッションなんか敷いてしまたら……、あの、なんて申しますか……、よけいに大事な場所が……満天下に晒されることになってしまいますから……
 大事な場所って、おまんこのこといってんの?
 それも……、それも……ありますけど……
 けど?

          (つづく)

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2008年6月 1日 (日)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その17

 お前、何いってるんだよ。こんなの誰だって生えてるモノじゃないか。そうだろ? それを至近距離で 見つめられたぐらいで恥ずかしいだなんて、お前、何いってんだよ。それとも、こ~やって至近距離からこの漆黒のヘアを凝視されてると、アソコガ濡れちゃうのか?
 アっ、アソコって!?
 決まってるじゃないか。アソコだよ。ア・ソ・コ。このヘアを下に辿ったとこに隠れてる亀裂のことさ。“おまんこ”っていったほうがわかりやすいか?
 おまんこッ!?
 そっ、おまんこ。赤黒く変色したおまんこ。もう濡れちゃってるのか?
 そっ、そっ、そんなこと……ありませんッ。けっしてそのようなことっ……
 ホントのホントに?
 ほ、ほ、本当の……本当です。
 でもさぁ、よく、女は見られるだけで、それだけでキレイに変わるっていうじゃないか。街ですれ違いざまの、赤の他人の視線であってもそれだけの変化を肉体にもたらしたりするんだから、こ~やって鼻先が毛羽立ったヘアの先に触れるぐらいチョー至近距離で、それでジーっと見つめられ続けたりすれば、意志とは裏腹にアソコが濡れたりするんじゃんないのか? ん? どうなんだ?
 そっ、そっ、そういうことが……ないわけでは……ないですけけど……、でも、わたしは……
 でも、わたしは?
 そのようなはしたないこと……、ましてやよそ様の家ですので……、そのようなことは……けっして……
 なに? 他人の家ならそういうのコントロール出来るっていうの?
 あの、あの……、なんて申しますか……、そういうことも……出来ないわけでは……
 なに? ヘアの奥のアレを貝のようにきゅ~と口を閉じて、ガマン出来るっていうの? マジで?そういう特技があったりするの?
 び、び、微妙に……違いますけど……、でも、わかりやすのでしたら、そう……理解して……いただいても……
 ふ~ん、そうなんだぁ。じゃあ、チェックしてもいい?
 チェックっ!?
 そっ、チェック。検査。どんなテクであれ、濡れてないっていうのなら、チェックしてもオーケーだよな?
 そ、そ、そう……ですけど……
 オッケイ! チェックしてみよう。
 あの、あのっ、なんて申しますか、チェックするって……、どっ、どうやって……ですか?
そうだなぁ、まず、このガラス・テーブルの上に横になってもらおうかな?
 このテーブルの上にッ!?
 そっ。デーンと横になったら。ガバーっと、テーブルを跨ぐように脚を開くんだ。

          (つづく)

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2008年5月28日 (水)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その16

 オッケイ。オッパイのほうはこれぐらいにしておくから、もう一方、左手のほういこうか。
 ひっ、左手もッ!? そっ、そっ、そんなことしたら……、あのっ、なんていいますか……、あのっ……、見えて……しまう……
 何が?
 なにがって、わかっているじゃないですかッ。さっきも申し上げましたけど、いまわたしが着けているのは奥様からお借りしたエプロンですので、サイズがギリギリっていうか、ギリギリ通りこして小さいくらいですので、ですので、ただ普通に立っているだけでも、なんて申しますか、常に下のほうに引っぱっていませんと……アソコが……
 そんなことわかってるよ。
 わかって……いる?
 だから、さっきもいったろ? エロさをエサに息子たちに勉強させるんだ。もちろん、いきなりこんな過激なことはしないけど、でも、徐々にエスカレートさせていって、最終的にはアレの手解きまで進んで行くんだから、手を外してヘアをチラリと見せることぐらい出来なくてどうする。そうだろ?
 そっ、そっ、そうかもっ……しれませんけどぉ……
 さあ、握り締めてるその左手をパッと緩めるだけでいい。パッと。
 ええっと……、こ、こ……う……
 そうそう。で、手をどけてみようか。
 てっ、手をッ!?
 エプロンを離しただけじゃダメだろ。手をその部分から外さないと。
 だっ、だってッ……、そっ、そんなことしてしまったらッ……
 いいから。手を腿の脇に。気をつけするんだ。さあ!
 ハ、ハイ。こ……、こう……
 ありゃ、毛先がチョロっと覗く程度かと思ったら、手を離すと丸見え、下腹部のあたりまで見えちゃうワケだったんだな……
 でっ、ですからっ、とても小さいと……、さっきご説明を……、あのっ…、あのっ……、なッ…、なッ…、なにをっ……なさって……
 なにって、なに……?
 あのッ、あのッ……、たてッ……、立てヒザ……なんかなさって……
 そりゃ、人間だから、ときには立てヒザぐらいするさ……
 そっ、そっ、そういうことを……申し上げているのではなく……、こういう非常時に……、そ、そういう格好をなさって、おまけにわたしのほうが直立不動なんかの格好をしていますと、なんて申しますか、あの……、そのぉ…、だ、大事な場所の……お毛々が……、レイジさんの……眼と鼻のさきにきてしまってぇ……
 で?
 でって……、あのっ……、で、ですからその……、なんて申しますか……、わたしが気をつけの態勢でいて……、そのまえでレイジさんが……立ヒザなんかなさってしまうと……、あの……、さきほども申しあげましたが……、大事な場所のお毛々を……、まるで見てくださいといわんばかりに……晒すことになってしまってぇ……、わたしとしてはそれは……ひじょうに恥ずかしいことであってぇ……

          (つづく)

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2008年5月19日 (月)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その15

 いいもん見つけたなぁ……。ハット・トリック……、いや、W杯の本大会で優勝したようなもんか……?
 ハット……トリック……? あの、帽子からハトでも取り出すんですか……?
 いや、いいんだ。こっちのことだから、気にしなくていい。それより、準備できたようだな。こっち向いてみろ。
 あのっ……、なんて申しますか、そのっ……
 さっきと同じようにクルっとターンするんだよ。
 でも……、でも……
 あのさぁ、すっ裸に近い背中でだけ見せてるほうが恥ずかしいんじゃないのか?
 ハ、ハイっ……、では、こっ、こう……
 で、さっきと同じように背筋をシャンとして。
 こ……、こう……
 じゃあ、胸を隠してる右の手のほうから外してみようか。
 あのっ……、あのっ……、あのっ……
 なに? どうかしたのか?
 あの、あの、わたしより二十センチ以上も身長の低い奥様が普段使われているエプロンをいま身に着けているものですので、ですから、なんて申しますか、はみ……、はみ出し……かけて……いますので……
 ハミ出すって、何が?
 なにがって、あの、ですから……、胸が……
 ビロ~ンてはみ出してるわけじゃないだろ?
 まさかっ、びろ~んだなんて、決してそんな締りのないはみ出しかたではなく……、なんて申しますか、あの……、ギリギリですけど、トップのほうもなんとか……ギリギリおさまっていて……
 だったら平気じゃないか。さあ、手を外してみろ。
 こ……、こう……ですか?
 ハミ出しかけてるってのはヨコ乳のことかぁ……
 あのっ、見ないっで……、そんなに熱心に……見つめないでくださいませ……
 熱心に見るなっていわれても、こう見事な巨きさだとムリなんだけど……、それにしても、メチャ前に張り出してるっていうか、コレだけでもむしゃぶりつきたいっていうかんじの張り出しかたっていうかぁ……
 むしゃぶりつきたいだなんて、そんな直接的な……
 だってそうだろ? なんたって、自分の下半身が見えなくなっちゃぐらい、それぐらい前にせり出しまくってるんだからさぁ、そういう見事なパイオツを目の前にすれば、男だったら誰だってそう思うだろ?
そっ、そっ、そうかもっ……、しれませんけど……、なんて申しますか……
 いやぁ~、それにしても見事。見事な山脈だよ。普通、これぐらいデカイと、少しぐらいタレ下がってたりするもんだし、二十歳でまだピチピチですっていっても、少しぐらいその傾向を示したりするもんだけど、なんていうか、お前のオッパイ、重力無視してるっていう、そういう突き出し方だよなぁ……
 あの、あの、太め……、太っては……いないかもしれませんけど、でもでも、さっきウェストをご確認いただいてご理解いただいてると思いますけど、あの、どちらかといえば太めのほうですから……、ですから、せめて体型ぐらいはキチンと整えておこうと思いまして……、寝るときにもワイヤー入りのブラを……着けたまま……
 そうなんだぁ。それでこ~んなに見事な山脈を保っていられるっていうワケなんだな。
 あのっ、あんまり見つめないでください……、恥ずかしいですから……

          (つづく)

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2008年5月15日 (木)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その14

 あのさぁ、それ、誰の命令なんだ?
 は?
 誰の命令で、そういう、アメリカのポルノ女優ぐらいしかはかないような、メチャ小っこい下着をつけてるのかって訊いてるのさ。
 さっき、さっき恋人はいないと……、そうお答えしたはず……
 恋人なんかいなくっても、誰かの強烈な命令なんかがあれば、人間ってそういうことしたりするんじゃないか? そうじゃないか?
 そっ、そっ、そういうことも……ない……、ないわけ……では……
 で、誰の命令?
 は?
 誰の命令かって訊いてるのさ。誰? 恋人がいないのならセフレとかの命令か?
 ち っ、ちがいますッ、ちがいますッ。セフレなんていませんっ。さっき申し上げたとおり、本当にこのニ、三ヶ月ほど、本当にあっちのほうはご無沙汰で、なんて申しますか、こういう下着を身に着けているのは、あくまで個人的な趣味……に基づくものであってぇ……
 個人的な趣味ィ?
 あの、あのっ……、浮き上がる下着のラインが……気になるのも……、それも理由のひとつ……ではあるんですけど……、でもでもっ、そのほかの理由とすれば……、個人的な趣味……というしか……
 命令でもないのに、そういうメチャ小さい、後ろがTになってる下着をキューっと、これ以上ないっていうぐらいヒップに喰い込ませたりしてるのが好きなんだー。ヘェ~……
 これ以上ないくらい喰いこませているなんてっ……
 もう一度、後ろ向いてみろ。
 は?
 もう一度、後ろを向いてみろっていってるのさ。さあ。
 ハ、ハイ。こ……、こう……
 ホラ。オレのいった通りじゃないか。喰い込んでる通り越して、ヒモみたいな生地がタテにめり込んじゃってるじゃないか。
 あの、あのっ……、ええっとぉ……
 自分の手で触ってみてわかるだろ? ん?
 は、は、ハイ……、そっ、そっ、そうかも……しれません……というか、確実にそういう……めり込みかたで……ヒップにぃ……
 あのさぁ、もういちど訊くけど、ホントに誰かの命令じゃないのか?
 ちがいますッ、ちがいますっ……、けっしてそのような……
 じゃあ、ホントに好きでそんなカッコしてるのか?
 ま……、まあ……、嫌いでは……ないです……
 ……………
 あの……、質問にはキチンとお答えしたつもり……ですけどぉ……、あのぉ……
 まあ、いいや。なるべく見ないようにするから、向こうむいたまま、裸になってエプロンをつけろ。
 は、はあ……

          (つづく)

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2008年5月11日 (日)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その13

 あのさぁ、いつもなのか?
 いつも……と申しますと?
 いつもこんなメチャ小さいTバックの下着とかつけながら生活してるのかって訊いてるのさ。どうなんだ?
 あの、あの、なんて申しますか、あの……きょうは……たまたま……、こういう下着で……
 ホントにたまたま?
 ハ、ハイっ。本当です……。まさか、まさかこの家の息子さんの前で下着姿を披露することになるなんて……夢にも思ってもいませんでしたので……、ですから……、油断してこのような大胆な……
あのさぁ、こういう、フロントが赤ン坊の握りコブシほどもないようなメチャ小っこい下着、何枚も持ってるのか?
 それは、そのぉ……、なんて申しますか……、あのぉ……
 持ってるんだろ。
 ま、まあ……、何枚か……、所有していたり……
 っていうことはだ、もっと、いま着けてるその下着よりも~っと小っこい、もう、バックだけでなく、フロントもただヒモが“V”の字になっただけみたいない、そういうメチャ小っこい下着もあったり?
 そっ、そんな……、フロントがVだなんて……、そんなの持っていませんっ、けっしてそのような……
 ホントのホントは持ってるんだろ。
 それは……、そのぉ……
 持ってるんだろっ!
 ハ、ハイっ……、クローゼットの一番下の引き出しの……隅のほうに……、これより……あと少しだけ小さいものがぁ……
 で、そのあと少しだけ小っこい下着を、たまには着けてたりとか?
 いっ、いえいえっ、けっしてそのような……、そのようなことはぁ……、あくまで所有しているだけであって……
 でも、たまには、鏡の前で着けた姿を映したりするんだろ? 所有はしてるんだから。
 それは、そのぉ……、そういうことが……過去になかったわけでは……
 じゃあさぁ、レザーで出来てるのなんかも持ってるのか?
 そんなのありません……、そんなの……
 このへんがジッパーになってて、いざっていう時は、それを引っぱるとアソコがパカっと丸見えになっちゃったりとか……
 そんなの持っていませんッ。アソコの部分がジッパーになっているのもっ、ボタン・ダウンになっているもの、そんなの持っていませんっ。ごく普通の生地のものだけです…、本当に……
 ホントに?
 本当です……
 ホントのホントに?
 本当ですっ。本当の本当なんです。信じてください……
 ふ~ん………
 あ、あの……、な、なにか……

          (つづく)

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2008年5月 9日 (金)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その12

 あのっ…、あのっ……
 あのじゃねェっ! スカートでケツを隠すなっていってるんだよ!! しゃがんだりしなくていい。立ったまま、立ったままポトリと、スカートだけ下に落とせ。さあッ!
 ハ、ハイ……、で、では……、ポ……、ポトリ……と……
 な、なんだよその下着ィ……。Tバック通りこして、ただのヒモ……、二本のヒモがただ“T”の字につながっただけじゃないかぁ……
 あのっ、あのっ、あのっ……、なんて申しますか、あの……、たまたま……、たまたま……きょうは……
 たまたまじゃねェっ。お前、どうしてそんな下着つけてるんだよっ!?
 どうしてって、あのっ、あのっ……、なんて申しますかっ、あの、下着のラインが……、そう、スカートに浮き上がる下着のラインが……気になるものですから……、ですから浮き上がりにくい……、こういった下着をたまに……
 ラインが浮き上がる? それどころじゃないだろうが、その面積の小ささはっ! ヒモだよ、ヒモっ!! 糸っていってもいいぐらいじゃないかっ!
 あのっ、あのっ、本当っ、本当なんです……、本当に下着のラインが……気になって……、ですから……
 オイ、そのまま正面向いてみろ。
 正面っ!? あのっ……
 いいから。クルっとターンして、こっち向いてみろッ。さあっ!
 ハ、ハイっ。でっ、ではっ……、こう……
 交差してる手をどけてみろ。
 こ……、こう……
 お前、バカにしてるのか!?
 バっ、バカになんか……していませんっ……、バカになんか……
 だったら、片一方だけじゃなく、もう一方の手も同じように股間から外してみろ。
 こ……、こ……う……
 外した手を腿の脇につけ、気をつけしてみろ。
 でっ、でもっ……、そんなことしてしまったら……、あのっ……
 この家の長男の命令だ。長男といえば次期、この家の家長だぞ。その長男の命令がきけないのかっ!
 いえっ、けっしてそのようなことは……、けっして……
 だったら、指示通り気をつけしてみろっ! さあ!!
 ハ、ハイっ。この……、このとおり……
 おまえ……、フロントもメチャ小っちゃいじゃないかぁ……
 は、恥ずかしい……です……
 何が?
 なにがって……、決まっているじゃ……ありませんか……、バックに負けないくらい生地が小さく、それにあのぉ………、なんて申しますか……、この下着の生地……、意外とソフトなものですから……、ですから、ひょっとすると……亀裂なんかも浮き上がってしまっていたりとか……
 ひょっとしなくても、しっかり喰い込んじゃってるよ。
 恥ずかしいッ……

          (つづく)

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2008年5月 2日 (金)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その11

 そうだよ。じゃあ、雇用者の期待も理解したところで、着替えてみようか。
 あの、さっきそのような服は持っていませんし、あってもムリだと思いますとお答えしたはずですけど……
 そっかー。そうだったなぁ。じゃあどうすっかなぁ……そうだ。そうそう。エプロンでいいや。あの椅子にかかってるエプロンでいい。
 こちら……ですか? コレ、奥様のですけどぉ……
 長男のオレがいいって言ってるんだから、気にするな。着替えろ。
 はあ。では、こう……、こうと……
 お前、何やってるんだよ。
 は?
 “は?”じゃねェ。いま着てる服を脱いで、裸の上からエプロンを着るんだよ
 裸の上からっ!? あのっ、あのっ、どっ、どっ、どうして……ですか?
 エロさを強調するためだよ。
 エロさを……強調?
 あのさぁ、ただアレのお相手するだけじゃダメなんだよ。この家に雇われた家政婦ななんだから、アレのお相手とかする前に、この家の息子たちの勉強なんかもみてやらないとダメだろ? で、ただ、“勉強しないといけませんよ”なって言ったって、いうことなんか聞きはしないから、だから、エロさで釣って勉強させるんじゃないか。
 あ、なるほど……、とても理に適った……
 わかったか? わかったらサッサと着替えろ。
 あのっ、ここで……、ここで……ですか?
 心配するな。見えたりしないさ。塀と樹木で大部分を囲まれて、外からだと中の様子なんかほとんどっていうか、まったく見えない状況に近くて、だからこの家を選んでコッソリと……いや、いやいやっ、とにかくっ、間違っても外から見えたりしないから、向こうむいてサッサと着替えろ。
 そ、そうですか、で、で……、では……………
 へぇ~……
 な、なにが……へぇ~……なんですか……?
 肌がメチャメチャ白いんだな~って思ってさぁ……
 ど、どこをご覧になって……いらっしゃるんですか……?
 どこって、ブラ越しの背中に決まってるじゃないか。静脈が透けて見えそうっていうか、透けて見えてるじゃん。
 両親が………ふたりとも色白なもので……
 ふ~ん………
 あの、スカート……、スカート……も……ですか?
 あたり前だ。裸の上からエプロンなんだから、スカートだって脱がないとダメだろ。
 あのっ、あの……、あのぉ……
 なに?
 ええっとぉ……………
 どうしたんだよ。スカートも脱げっていってるんだよ! 簡単だろ。ホック外して、ストンと下に落とすだけじゃないか。サッサといわれた通りにしろよっ。
 でっ、でっ、ではっ………、こう………
 えっ!? エエっ??
 あのっ、あのッ……、なっ、なっ、なに……か……
 待てッ! ちょっと待てーっ!! スカートで隠すんじゃないッ!

          (つづく)

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2008年4月29日 (火)

『潤色の舌戯』 -家政婦編- その10

 あのぉ……、ええっとぉ……
 なに?
 なんて申しますか……、そんなメイドさんのお洋服なんて一枚も持っていませんし、それに、あの、あってもムリ……かと……
 あっても無理? 背が高いからか? いくつあるんだ?
 それは……、そのぉ……、なんて申しますか……
 背筋をシャンとして立っみろ。
 こ、こう……ですか?
 うわっ、たっ、高い……なぁ……。い、いくつ……あるんだ……身長……
 百八十四センチです。
 百八十四って、オレより十五センチも高いのかよっ!?
 十五センチ? 百八十四ひく十五は百六十九で……、百七十センチ切ってるんですか、レイジさんの身長って?
 余計なお世話だっ! それに、声出してご丁寧に計算なんかしてんじゃねェ!! それより、体重はッ!? 体重はいくつあるんだッ!
 体重? は?
 “は?”じゃねェって、何度もいってんだろッ。いいから、こっち来いッ。
 あのっ、あのっ、なになさる……おつもりで……、あのっ……
 何もしねェ。ただ、ウェストを確認するだけだ…………
 あのっ……、ウェストに手をまわして……、あのっ……、あのっ……
 太ってるっていうワケじゃないが……、全体的に肉厚だなぁ………。これなら確実に六十……、いや、六十三キロぐらいか……?
 もっ……、もっと……
 もっと?
 は、はぁ……、あと……、あと五キロほど……プラスした数字……
 プラス三ってことは……六十八キロもあるのかよっ!
 なにぶん……身長があるもので……
 そっかー。そうだったなぁ。ただの肉厚女じゃなかったっけなぁ……
 あの、こんな大女が……どうして家政婦なんかに採用されたんでしょう……
 ま、なんていうか……、そう、アレだ。親父の趣味だな、多分。
 ご主人様の? あの、奥様はとても、どんなに暴飲暴食をなさってもまったく体型がお変わりにならない、とてもスレンダーな体型をなさっていらっしゃっていて……
 だからだよ。
 は?
 だから、それの反動だよ、それの。スレンダーもいいかもしれないし、そういうモデル体型が好みっていう男もけっこういたりするけど、でも、長年連れ添ってたりすると、それも見飽きたりもするだろ? だから、それの反動さ。
 あ、なるほど……
 ということはだよ、お前さんに相当期待してるっていうことだぞ。
 わたしに相当……ですか?
 そっ。いままではお袋に気ィつかって、お袋が気に入るかどうかだけで決めてたんだろうけど、今度の家政婦採用にあたっては親父の趣味のほうが優先されたとなれば、相当期待してっていう明確なシグナルじゃないか。
 だとすると頑張らないといけませんね。

          (つづく)

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